2006/3/27  20:41

ウォレスとグルミット 短編3本  映画感想 〜2007年

「ウサギ畑」…じゃなかった「野菜畑で大ピンチ!」を見てから、改めて「ウォレスとグルミット」の短編が見たくなって、「たしか、以前CATVで放送されたのを録画したはず…消しちゃったかな?」と、VHSビデオをつめたダンボール箱のホコリを払ったのですが…幸い、ちゃんと残ってました。

第1作の「チーズ・ホリデー」を見て、「野菜畑」とのあまりのテイストの違いに「あれ、こんなにイメージ違ったっけ?」と驚いたのですが…それは第1作だけでした。というか、「チーズ・ホリデー」→「ペンギンに気をつけろ!」→「危機一髪」と、三段跳びで「野菜畑」に近くなっていますね。アニメーションが緻密になると同時に、「シュールな味」が薄れ、その分映画として強化されている。

夢の一場面のような「チーズ」にくらべて、「ペンギン」にはちゃんとプロットとアクションがある。「危機一髪」ではそれに加え、ウォレス以外に人語を話すキャラが登場したので初めて会話が成立し(笑)、グルミット以外で(「不気味カワイイ」ではなく)素直に「かわいい!」と叫べるキャラ(ヒツジ)も登場し、さらに(「ニヤリとさせる」ではなく)声をあげて大笑いできるギャグがある。「ヒツジの登檣礼」が最高です♪

それでも、「危機一髪」→「野菜畑」は、今までにない大きなジャンプだなあ。長さだけではなくて。なにしろ、ウォレス以外の人間は短編3本で一人しか登場しなかったのに、「野菜畑」ではいきなり数十人だし。(単なる予算の関係かも。)なんと言っても、ギャグの密度が格段に違う。

たぶん、初期の手作り感とシュールな味の方が好きだというオトナもいるだろうな。でも私は断然、新作が好き。「野菜畑」→「危機一髪」→「ペンギン」→「チーズ」の順で好きです。

ついでに、「野菜畑」の感想で前回書き損ねたことを。

ヘレナ・ボナム・カーター&レイフ・ファインズ最高!レディ・トッティントンの、アメリカ人がモノマネする時みたいな大げさなイギリス上流階級発音で動く出っ歯とタラコ唇に、なぜか口開けて見とれてしまう私(笑)。ヘレナはティム・バートンとの交際以来イロモノづいているけど(失礼)、レイフ・ファインズまでがあんなノリノリの小悪党演技をしてくれるなんて。実写ではありえない贅沢ですね。(え、ハリポタ?…あれはちょっと違う。いや、本来は違うはず…)

短編から共通しているのは、ものすごくイギリス的であること。短編では「天然」という感じだったのですが、長編では少し意識して、英国っぽさを笑いのタネにしている感じ。(前述の大げさなイギリス発音とか、園芸に命かけてるところとか、ハンティング狂の貴族とか、教会に対する軽〜い扱いとか。)笑いに「意地でも」ペーソスを混ぜない、イギリス的にドライなユーモアは共通しています。

アメリカのオトナの中には、このあまりの英国っぷりに反発を感じる向きもいるようですが、いいじゃないねえ。子供はそんなこと気にしないよ。私だって、「くまのパディントン」が英国的だということに、大人になるまで気づかなかったのですから…

このシリーズを見ていて困るのは…チーズとクラッカーが食べたくなってしまうことですね。ああ、カロリーが…





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