2007/5/7  22:36

デッド・ゾーン その3(#1-2「この目に映るもの」)  海外ドラマ:デッドゾーン

昨日のつづき。

第2話でもうひとつ重要なのは、ジョニーとサラの夫であるウォルト・バナーマン保安官が初めて(ヴィジョン以外で)顔を合わせることですね。

ウォルト・バナーマン保安官は、原作の二人のキャラクター、つまり「サラの夫である政治家のウォルト・ヘイズリット」と「(原作で連続殺人が起こる町)キャッスルロックの保安官ジョージ・バナーマン」を一人に合体したキャラです。(ちなみに原作では、サラと夫との間には息子がいるけど、それがジョニーの実の息子だという設定はない。)

<以下、スティーブン・キングの原作「デッド・ゾーン」、映画版、およびテレビ版第2話「この目に映るもの」までのネタバレを含む>

原作では、サラの夫ウォルトはあまり印象に残っていないのですが、キャッスルロックの保安官バナーマンさんはよく覚えています。もっとおじさんのイメージだったかな?タフで有能で古風な警察官タイプ。自分の部下が犯人だと指摘されたのにショックを受けて、思わずジョニーを殴り倒してしまい、「『身障者』を殴ってしまった」と自己嫌悪にかられていたのが印象的でした。

テレビ版のジョニー(アンソニー・マイケル・ホール)ならわりと頑丈そうなので、殴っちゃってもあまり自己嫌悪しなくてもすみそうですが(笑)、まあそれはともかく…バナーマンさん、きっと父親に「自分より弱い相手を殴ってはいけない」と叩き込まれて育ったのだろうなあ、とか思わせる古風な男らしさは、テレビ版のウォルトにも共通する性格です。

このバナーマンさんを、サラの若くてハンサムな夫に設定したのは上手いなあ。単に「警官をレギュラー脇役にしたら事件を設定しやすい」というテレビ的理由だけではなくて…

協力して連続殺人犯を捕まえる過程で、お互いの命を救うことになり、うっかり「戦友の絆」で結ばれてしまうジョニーとウォルト。こうして世にもややこしく美しい、(ストーリー展開的には)世にも美味しい友情が始まったのでした。

ジョニーとウォルトとサラ(プラス息子のJJ)の関係って好きだなあ。誰も悪くないのに、運命によってややこしくなってしまった関係…というだけでも面白いのですが、3人(4人)の関係が、ひとつところにとどまって同じパターンを繰り返しているのではなく、さまざまな局面を通して変化したり、成長したりするのがよいのです。

なんたってテレビシリーズは、キャラクター・ディベロップメントが命ですから。






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