2007/11/24  22:31

ディスタービア ☆☆☆1/2  映画感想 〜2007年

前回シャイア・ラブーフ君目当てで行った映画(トランスフォーマー)が当たりだったので、今回も期待して行ったら、また当たりでした。

話の大筋は、言われているようにヒッチコックの名作「裏窓」とほとんど同じなのですが…当時と現代とで違うのは、プロのカメラマンじゃないそこらのガキでも、デジタルビデオカメラだのコンピュータの画像処理ソフトだの暗視双眼鏡だの普通に持っていることですね。(…いや、暗視双眼鏡は持ってないだろ普通。)それと、ジェームズ・スチュアートがグレース・ケリーを恋人にしているほどの大人のいい男だったのにひきかえ、こっちの主人公はモテない17歳だということ。

17歳で男なんで、当然、かなり馬鹿です。しかし、馬鹿なわりには目ざとくていろんなことに気づくし、アイデア豊富でいろいろ変なこと思いつくし、おまけにしつこい。危険な組み合わせの性格だわ。でも、馬鹿なわりにはそれほどにはイライラさせられないのは、やっぱり若くてかわいいからでしょうかね(<オバサン発言)。

根はいい子なんだけどいろいろあって屈折している主人公、お調子者でお人よしの親友(名前はロニー君。いい味出してます)、頭が良くて冒険好きの女の子という「ハリポタ布陣」の3人が覗く…いや張り込みする相手は、ほどよく不気味な隣人のデビッド・モース。

<以下ネタバレ>


この隣人が連続殺人犯か、それともただのキモいおじさんか…まあもちろん、前者でなければ話にならないんですが。

うまいと思ったのは、スレッカラシ観客をハラハラさせるために、危険な目に遭わせる人の「人選」がいいことです。思わず、乗せられてドキドキしました。



2007/11/26  22:02

投稿者:Kumiko

うわわ。それではまるでビンズ教授(@ハリー・ポッター)冗談はともかく、いくら忙しくても、いや忙しい時こそ、食事と睡眠だけはちゃんと取って下さいね〜。ダウンするとますます忙しくなりますから。なんか、まわりが今そういう状態です。私自身はそうでもないんですけど。

シャイア君、そうなんですか。それで育ちが早いカンジがするのかな。ええ、ラッセルは平和な家庭で幸せに育った感じですね。なんとなく。

2007/11/26  1:10

投稿者:じゅうばこ

ご心配ありがとうございます。忙しいのは加速してて、たとえ死んでも死んでると気づかないのじゃないかと思うぐらいですが、自分でもう、忙しネタ書くのに飽いてしまった(笑)。

いや、たしかにあの二人とも、普通にはしっかりバカなんですよね(笑)。
シャイア君は地なのか演技なのか、多分演技でしょうけど、時々酷薄そうな薄情そうなカミソリみたいな切れ味がちらっとするんですよね。逆に言うと、この凄みはラッセルには出せないんじゃないかなと思います。出さなくていいですけど。出してほしくないけど。

はかなさ以外にも、淋しそうとか人恋しそうとか哀れっぽいとか(笑)、そういうのがないんですよね。たとえ情けなさそうで困った顔をしていても。ひょっとしたら(俳優さんの実生活と演技を結びつけるのは好きじゃないんですが)シャイア君はかなり厳しい人生送ってきてるようなので、逆にそういう弱みは見せないのかな。べ、別にラッセルがぬくぬく脳天気に育ってきたとか言ってるわけじゃありませんけど。(でもそうかもしれない。そんな気もする。)

2007/11/25  22:43

投稿者:Kumiko

じゅうばこさん

お久しぶりです!超ご多忙のご様子ですが、お元気でしたか?

トランスフォーマーのサム君も、ディスタービアのケール君も、特にバカとかアホってことはないと思ってます。バカだと言ったのは、まあティーンの男の子なら当然の性質としてのバカさってことで(笑)。

シャイア君は、好感のもてる男の子を演じながらも、あの親友の子がいやがっているのに強引に携帯電話を取りに行かせるところで、一瞬ふっと憑かれたみたいな表情を見せるところとか…しかもそれが、急に人格が変わったようではなくて、今までの普通の少年の延長線上でその表情が出てくるところが、若いのに上手いなあと思いました。

たしかにラッセルの方が、たとえば「Proof」のアンディのように、ごく普通の青年で別に「これこれこういう背景で屈折しているんです」とかいう説明がなくても、奥行きやら繊細さを感じさせることができるのがより凄いとは思うのですが…でも、若いといってもあの頃のラッセルはもう20代後半ですものねえ。シャイア君はまだ21歳…たしかに将来有望だわ。

「ヘアスプレー」のコーニー・コリンズは、何度も観ているうちにどんどん印象が強くなってきました。彼がカロヤカに歌う「It's Hairspray」という、気持ちいいほどくっだらないコマーシャルソングがどんどんお気に入りになってきて、ここに書いた感想で抜かしてしまったのを、あとで「しまった」と思ったぐらいで…

デモのシーンは、あそこだけ違和感があると言う人もいましたけど、あれがあってこそでしょうね。元々、ブロードウェイのミュージカル制作に携っている人って、黒人もいるだろうし、ユダヤ人やゲイの人となるともっと多いし、マイノリティに対する差別ってことになると日常的に関わって、闘ってきた人々なんでしょうね。闘ってきた、これからも闘うつもりの人々だからこそ、このミュージカルのラストみたいに、馬鹿みたいに底抜けに楽天的になることもできるんだろうなー、と思いました。

2007/11/25  2:06

投稿者:じゅうばこ

「ヘアスプレー」のご感想を拝見して、追加。こちらに書いてごめんなさい。連続投稿も。

私もコーニー・コリンズ大好きでした。「明るくて、カルイ男」というのは楽天家で大胆で未来を信じて自信満々、というとこまで行って初めてほんとに明るくてカルイと言えるんだと思います。

あー、舞台ではエドナもメイベルももっと破壊的なんですね。私はこの映画でものたりなくてつまんなかったのは、この二人が普通に素敵に見えてしまったことで、そこが何か不完全燃焼だったんです。

ワニに涙をもらいたいほど、いつも泣かない私は、泣きはしなかったけど、あのデモの場面はこみあげるものがありました。最近、人に勧められてトニ・モリスンって黒人女性作家の「ビラヴド」という文庫本を読んだばっかりだったので、この小説がまた、表現は手が込んでるけど、まっとうで迫力があって、そこに登場する奴隷制度下の黒人たちの姿がメイベルの歌う「ここに来るまでの日々の中で死んでいった人々」ということばに、ずしーんと重なってしまいました。

その上で、ラストの「やっとここまで来たけど、まだまだ先は長い」という歌の文句が、悲壮な覚悟や愚痴なんじゃなく、もっともっとほしいものがある、世の中はよくなって行く、という希望と喜びに聞こえてしまうところが、すごかったです。

2007/11/25  1:26

投稿者:じゅうばこ

私「トランスフォーマー」のサムがバカとかアホとか言われてるたびに、いや、あの子そんなにバカじゃないんじゃないかいと弁護したくなるんですが、暇がないからしないままで、このへんがラッセルとの愛情の差なんだろうなあ(笑)。
「ディスタービア」も、やっと見たんですが、(こちらの方が先に撮影した映画なんですね)これまた、バカとも利口とも言えない、異常のようなまとものような、それで一口にまとめるとこの上なく普通の男の子になってしまう、このへんがすごい…のかもしれない。
好みもあるのかもしれないけど、彼の演技は安心して楽しく見ていられます。ただ、ラッセルのようなはかなさ(←おおかたの人から、えっ?と言われるでしょうが、ラッセルファンならきっと皆わかるだろう)がないんですよね。そのへんはたしかに、トム・ハンクスに近いのかな、私の受ける感じでは。

「ヘア・スプレー」もやっと見ました。身体の底から元気の出る映画でした。いつものことなんですが、あらためてKumikoさんのご感想をさかのぼって拝見しています。


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