2008/2/23  0:07

シンドラーのリスト ☆☆☆☆☆  映画感想 2008年〜

たまたまテレビをつけたらやっていたので見始めたら、またしても引きこまれて、最後まで見てしまいました。いやー、やっぱりすごい映画です。こういうテーマの映画って、良い映画なんだけどあんまり二度は観たくない、っていうのが多いのですが、これは…ちょっと語弊のある言い方だけど、めちゃくちゃ面白いんですよ。

この間「ペルセポリス」に関して「本気が漲っている」と書いたけど、この映画も、それを感じました。しかもこっちは1時間半ならぬ3時間15分。なのに、片時も飽きさせない。次に何が起こるか知っていても、目を離せない。さすがスピルバーグ…なんだけど、もちろんスピルバーグの力は大きいのだけど、今回思ったのは、脚本がいいんだな〜ということです。

終わったあとのテレビの解説で、スピルバーグがこの原作の権利を買ってから映画にするまで10年もかかったのは、自分が成長するのを待っていたとか子供が生まれたからとか言ってましたけど、まあそれもあるんだろうけど…たしかパンフレットに書いてあったところでは、なかなか満足する脚本ができなかったから、という理由もあったらしいのよね。最初、原作者のトーマス・キニーリーが脚本化に取り組んでいたのだけど、原作者自らの脚色っていうのは、時になかなか難しいらしい。そこでバトンタッチしたのがアカデミー脚色賞を受賞したスティーブン・ザイリアン。

原作も読みましたが、とても面白かった。原作と映画で大きくストーリーが変わっているところはないんですが、映画の特徴は、シンドラーと会計士スターンの友情がクローズアップされているところかな。(原作では、スターンはそれほど大きな扱いではない。)アメリカ映画伝統の「バディ・ムービー」(性格も立場も違う二人の人間が一つの目的のために一緒に行動するハメになり、仕方なく助け合ううちに友情が芽生えるという話)の要素を入れているあたりが上手いのです。

ちなみにスティーブン・ザイリアンは「アメリカン・ギャングスター」の脚本家でもあります。ノンフィクションの脚色が得意なんだね、この人。

そういえば、オスカー・シンドラーは「アメリカン・ギャングスター」のリッチー・ロバーツに通じるところがあると思う。一見、たいして正義漢にも善人にも見えないのに、まわりの人間がすべておかしくなった時に一人「まとも」を貫き通すことができる男。

私、これを観た当時、シンドラーにも相当惚れこんでいたなあ。「いい人萌え」は昔からみたい(笑)。




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