2003/12/29  22:29

ジーザス・クライスト・スーパースター(その3)  ミュージカル

この数日、例の「予告編問題」でもやもやと頭を悩ませていたのですが、思っている事を書いたことで、とりあえず少しすっきりしました。でも、もっといい気分で新年を迎えたかったなあ。

「ジーザス」話の続きです。というわけで、私は1997年に「96年ロンドン・プロダクション」を観ました。ジーザス役はスティーブ・バルサモ。実のところ、私はウエストエンドやブロードウェイのパフォーマーについてはまったく知識がないので(めったに観れないし)、この人がどのぐらいのキャリアの人なのかまったくわかりません。

この舞台を観ながら、私は「ジーザス役の声は、やっぱりニーリーさんには及ばないな。でも、他は、装置もキャストも映画版より素晴らしいじゃないの!」と、感激していました。しかし、バルサモの声は割と普通っぽくて、映画版のように第一声から「おおっ!」と惹きつけられるということはなかったのです。しかし、やはりジーザス役の真価は、「ゲッセマネ」(ジーザス唯一の独唱曲)を聴くまでわからない!

バルサモの声には、ニーリーの声のような神々しいところはまるでなく、普通の青年の声でした。でも、だからこそ一層、彼が歌う「ゲッセマネ」の悲痛さと言ったら…まさに、汗が血のごとく地面に滴るのを感じるような熱唱。私、今まで生きてきて、歌を聴いてあれほど感動したことはありません。

あ、彼の「声の質」が普通っぽかったと言っても、歌手としての技能が普通レベルであったというわけではありません。「ゲッセマネ」には、サビのところで「...See how I die!」という歌詞の後に長〜い間奏があるのですが、彼は"die"のところを、この間奏の最後まで(今計ったら22秒あった)伸ばして歌うという、ニーリーさんでもやっていなかったVirtuosity(妙技)を聴かせてくれました。す、すごい肺活量…!

それから、「こんなハードな舞台を毎晩やるなんて、なんて体力のある人たちなんだ!」という、変なところでも感動してしまった事を告白しておきます。特にジーザス役なんて、よっぽど丈夫じゃないと身が持ちませんなあ。

この舞台を観た後、当然、私の「ジーザス」熱は復活しました。まず、もちろんこのプロダクションのCDを買い、映画版のサントラをCDで買いなおし、CDショップを探し回ってオリジナルのアルバム(ジーザス=イアン・ギラン)、ブロードウェイ・オリジナルキャスト版(ジーザス=ジェフ・ヘンホルト)も購入しました。しかし、やはり私が一番好きなのは、映画版のテッド・ニーリーと、そしてこの96年ロンドン版のスティーブ・バルサモです。

と、長々と語ってまいりましたが、まだ肝心の今回WOWOWで放映されたバージョンの感想を書いていないですね。それはまた次回。




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ