スキッド・ロウ...ゲイリー・ムーアの方じゃありません。
90年頃に、「ボン・ジョヴィ発掘の大型新人」とかなんとかいうキャッチコピーを引っさげて、スキッド・ロウがデビューした時には、「どうせ、ボン・ジョヴィみたいに軟弱な音楽やるんだろ!」位に思って、馬鹿にして聴きもしませんでした。
彼らのアルバムを初めて聴いたのは2枚目の『Slave to the Grind』です。
正直、びっくりしました。そこにはキャッチコピーから連想していた商業的な音はかけらもなく、速くて硬くて圧倒的なパワーで迫ってくるプレイにぶっ飛びました。
とにかく格好良い!当時アメリカで流行っていたバンド達とは完全に一線を画す存在感でした...
買ってからしばらくは、通勤途中の電車の中で毎日聴いていたものです(眠気を吹き飛ばすにはもってこいのアルバムでした)。
捨て曲が全くありません。当時はウォークマン(!)を使っていましたが、早送りをする必要がないこのアルバムには重宝したものです。
前後して、1st『Skid Row』も聴きましたが、こっちもいいですね。ただ2ndを先に聴いてしまっていたので、リアルタイムにこのアルバムと出会った人が感じたであろう衝撃はありませんでした。
私が聞いたことのあるスキッド・ロウのアルバムはこの2枚だけですが、その後はセバスチャン・バック(vo)の数々の悪行三昧などもあり、メンバーとの軋轢が高まって、解散状態になってしまったようです(3枚目の『Subhuman Race』だけは聴いて見たいのですが、まだ聴いていません)。
2000年頃に活動を再開したらしいですが、セバスチャン・バック抜きではあまり聴く気になれませんね〜。
色々問題のある人ですが、スキッド・ロウの音楽には不可欠なヴォーカルのような気がします。
セバスチャン・バック...ろくな死に方しないんでしょうね〜...
『Skid Row』
『Slave to the Grind』

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