☆今日から「天野宗歩実戦集」からの取材です。才能あふれる天野宗歩の将棋は見ていて感動します。
第1局は天保元年10月14日
左香落ち △伊藤金五郎
勝▲天野留次郎
<第1問>
ヒント 香落ちですが、ほとんど平手の戦いです。今上手が△5四歩と反撃してきた局面で、こういうときは交わします。
<第2問>
ヒント この局面での次の一手は鮮烈でした。受けの妙手。
<第3問>
ヒント 宗歩の将棋は手筋の技が冴えています。才能を感じさせる手の宝庫です。
<第1問解答>▲4五銀
こういう場合は上手の5筋の歩を交わすのがテクニックです。
▲4五銀=△4三銀▲2四歩△同歩▲3四歩△5五角▲2四飛△2二歩で第2問です。
<第2問解答>▲5七歩
上手からの5筋の攻めを先に見通して受ける!才能溢れる歩です。
▲5七歩=△3六歩▲同銀△4六角▲2七飛△3四銀で第3問
<第3問解答>▲4四歩
これは手筋のたらしの歩です。
▲4四歩=△5五歩と進む。

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