今夜は、日本橋室町にある
「お江戸日本橋亭」へ行ってきた。
東京漫才の実力派
「笑組」のゆたか兄さんにご案内いただき
「初夏二つ目勢揃踊」という企画があると言うことで顔を出してみた。
毎年、八月に吉例として「浅草演芸ホール」で行われる「住吉踊り」の若手参加者の中間発表とも言える会。
そこに、ゆたか兄さんと小円歌姐さん、そして、地元・大田区出身の三遊亭時松さんが顔を揃えるということで楽しみにしていた。
前半は、時松・ぼたん・才紫・小円歌(敬称略)の高座、そして、この日の
「座長・朝太」さんの落語で中入り。
お目当てはその後の踊りだが、二つ目の皆さんの落語もなかなか。
特に座長の朝太さんは、この秋に真打に昇進されることが決まったそうで、めでたいめでたい

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まん丸の体型でやさしいい童顔の朝太さんだが、将来は協会を担うような落語家になって欲しいものだ。
さて、中入り後はこの日のメインとも言える
「住吉踊り」。
ハナは真面目に踊りが始まる。
途中、小円歌姐さんからのご紹介もあったが、今年から参加した「新人」もいらっしゃって、かなり緊張の様子。それも女性の二つ目さんだからその緊張っぷりがカワイイカワイイ

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また、その他にも、まだ馴れきっていない二つ目さん、色物さんもいて、「若手らしい」初々しさを味わえた。
しかし、そこは「寄席芸人」の踊り。
途中からはドタバタあり、ネタありで笑わせていただく。
時松さんは昨年と同様
「美味しい役」をいただけるよう。体も大きい噺家さんだから、こういうときの高座では見映えがする。なんと言っても、昨年封切りの、
映画「落語物語」でも美味しい役回りで「俳優として」出演されているし・・・・。
それから特筆、今年の期待の星は女性落語家の「粋歌」ちゃん。
彼女、昨年あたりから落ち着きが出てきて、女性らしい可愛らしさが目立つようになったと思う。
この日は二つ目同士と言うこともあってか、伸び伸びと演じていたような気がする。
特に朝太さんとの絡みはなかなか面白い「コント」だった。
本番でも「美味しい役」が廻ってくればかなりの活躍を見せてくれると思う。
そんなわけで、8月の本番が大いに楽しみになった次第。
ハネたのは午後8時半頃。
こんな時間までシラフでいて、真っ直ぐ帰れるはずもなく・・・・

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筆者は、日本橋亭のハス向かいの「ワインバー」で「ひとり打上げ」をやって帰ってきましたとさ

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