熱海市内でのリフォーム工事は10日ほどで終わる小規模なリフォームなので「東京から通う」つもりでいた。
車だと2時間半ほど有料道路代だけで往復5000円近く、それにガソリン代。
電車で通えば往復でも3400円程度で2時間弱で自宅まで帰ることが出来る。現場は熱海駅から歩いて6〜7分なので電車で通うことにしていた。
しかし、夕方まで仕事をして家に帰り、翌朝も8時あるいは8時半までに現場となると体が持ちたない。
そんなわけで、連日、熱海行きになる時は「泊まる」という選択をした。
着工初日は、資材などを運ぶ都合もあるので車で現地に赴き、夕方、仕事が終わったあと、こちらの「ニューフジヤホテル」にチェックイン。
熱海での宿泊、そして「ニューフジヤホテル」での宿泊は何年ぶりだろうか?。
実は、筆者のオヤジ、大工の棟梁だったのだが、昔は棟梁と言うと年に1〜2回、若い衆を連れたり、関連業者を呼んだりして、温泉街で1泊、芸者を揚げての宴会で呑めや歌えの大騒ぎ・・・・ということをしたものである。
その末席に、幼稚園・小学生のアタシも顔を出していた。小学生の頃から芸者遊びをしていたのである

。
最後に熱海に泊まったのは小学4年生か5年生の時、その時は今は無くなってしまった「D荘」というホテル。
ニューフジヤホテルは小学校の2年生か3年生の時に来たと記憶している。
ほぼ、45年ぶりの「ニューフジヤホテル」。
以前は職人や業者と大勢での訪問であったが、今回は筆者らしく「ぼっち」での訪問。
宿泊した部屋もビジネスユースらしくベッドと机だけがある「ビジネスホテル」のような感じの部屋。
当然、宴会もなく、芸者やコンパニオンも呼ばない。それどころか、夕食は別途。
それでも、ベッドで寝るのは5年ぶりくらい、天然温泉の露天風呂

に入ることが出来、ゆっくりと汗を流して体を癒す。
また、普段は布団で寝ているので、ベッドで寝るのは5年ぶりくらい。これだけでも嬉しい夜。仕事のついでに泊まるには十分すぎるほど。
さて、楽しみにしていた「朝メシ」。
当然、5時起きして朝湯

に入ってサッパリしてから。
今どきの温泉ホテルなので当然のように大きな会場での「バイキング」

。
朝メシ大好きの筆者は、自宅にいる時は毎朝「自作の朝メシ」を喰らっているが、バイキングと言うことは自分で作らなくても良いのである。
そして、いろいろなものがたくさん食べられる・・・・と言うことでまるで天国のよう


。
会場に入ると早速、いろいろなものを盛りつけてテーブルに着く。
周りを見渡すと、皆さん、ご夫婦や家族、そして友人らと朝メシを召し上がっている。
「ぼっち」で朝メシを喰らっているのは筆者くらいだが、決してめげない。
少しづつ、いろいろなものを取る。
きんぴらや切り干し大根などの副菜にメインは、ウインナー・スクランブルエッグ・シュウマイなど。その他にしらすおろし・ジャーマンポテト、さらにサラダ、お新香に梅干し、納豆も付けます。そして、味噌汁に白メシ&そばと完全な和朝食スタイル。
ソフトドリンクも呑み放題で、アタシはアイスティーとアイスコーヒーを1杯づつ。
何種類もの料理を少しづつ食べられ、また、さすがにどれも美味しくて幸せな朝

。
さすがに若い頃のように朝から7〜8膳とはいかないが、2膳のごはんと蕎麦の主食でお腹いっぱい。
残念なのは、この日も仕事なので「朝ビール

」が出来なかったこと。
遊びの旅行ならば、朝ビールは欠かせないのだが・・・・

。
自分で作る朝メシと違い「ニッポンの正しい朝食」を食べて満腹、そして満足感に浸った朝だった

。

0