朝一番で、姉の容態が悪いと病院から連絡が入る。
8時過ぎにオフクロを連れて病院へ。
心拍数が40台、血圧も上で40台、下は計測不能まで悪化。
お世話になっている施設の職員さんに連絡をとると、午後から顔を出してくれた。
不思議なもので心拍数は変わらないが、血圧が60−30まで回復。
夕方になり、遅番だという職員さんは施設に向かう為に病院をあとにする。かなり後ろ髪を惹かれる思いがあったようだが仕方ないところ。
皆さんに可愛がってもらって姉は幸せ者である。
夕方、職員の方が帰られたあとは、また朝の状況に戻っていく。
そして、この夜、姉は息を引き取った。
64年の生涯。
弟の筆者にも万感迫るものはあるが、家族だけでなく施設の職員の方々にも可愛がられ大事にされ、きっと幸せで満足な一生だたっと思う。
オフクロといえば、オヤジが亡くなった時よりもガッカリ。
知的障害者だろうがなんだろうが「わが娘」である。「人の親」になった筆者、その気持ちがわかるつもりだ。
これでオフクロは4人産んだ子供のうち3人を看取ったことになる。
少なくとも筆者は親よりも長生きしなくては・・・・。

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