ルパン繋がりではあるが、昨日ホテルに帰ってテレビをつける。
名作『ルパン三世〜カリオストロの城〜』
がロードショーにて放送されている。みちゃうね!これって。あらためて仲代=ルパン三世を想像してみながら。仲代さんならルパンというより銭形警部の方があってるかもしれない、なんて考えながら。
カリオストロは子供の頃から何度も見た素敵な作品である。高所恐怖症の僕にはクラリスを救う為に屋根の上を跳びはねるルパンは何度見てもドキドキものである。
しかし昨日、久しぶりにカリオストロを見て今までにない違和感(?)を感じる。つまり…
《銭形警部に魅力を感じる》
のである。子供の頃は主役のルパンや仲間の次元、五右衛門がかっこよく感じたものだ。しかし今見ると銭形警部にたまらない魅力を感じる。
愚かなくらいにまっすぐで、ただひたすらにおのれの生涯のほとんどを賭けて純粋にまっすぐにルパンを追う。そしてその追跡や逮捕にも彼の美学がちゃんと存在し、アンフェアな捕まえ方は意地でもやらない。さらにはルパンを追ってる最中に、許せない『悪』に遭遇すると、今度はルパンと手を組みその『悪』に立ち向かい、ここぞという時には危険をかえりみず勇敢に戦う…。
歳のせいだろうか…そんな彼のゆるぎない情熱や行動やこだわりに深く深く魅力を感じるのである。
この作品の名台詞である、ラストシーンの
『ルパンはあなたの心を盗んでいきました。』
という、一見、銭形のとっつぁんには似つかわしくないようなキザな台詞。でもラストの頃の銭形警部にはその台詞を成立させてしまう説得力というか魅力を感じる。その後に言う、おじいさんの
『気持ちのいい連中だ。』
はこの作品を見た全ての人が心に感じてる事かもしれない。
しかしルパン三世というのはレギュラーキャラクターはみんな色気があるね。ルパン、次元、五右衛門、不二子、銭形のとっつぁん…。舞台なんかでやろうものなら、役者は大変だろうなぁ。僕の勝手なイメージだと…ルパンは唐沢さんかなあ…次元は内野聖陽さん、五右衛門は豊川さん、いや、真田さんでもアリかな…まあ!まあ!それぞれのイメージがあるでしょうけど!
あら!無名塾の作品名が直ってる!僕のブログ見てこちらの職員さんが直してくれたそうな!ご苦労様です!


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