最近、暇をみて見ているのが
『三匹が斬る!』
という二十年くらい前の時代劇ドラマ。
高橋英樹さん、役所広司さん、春風亭小朝さん主演の痛快時代劇!高校の頃、見てましたねぇ。
特に役所さんは僕の所属する無名塾の自慢の大先輩です。役所さんは2期生。僕は19期生。会話は一度も交わした事はありませんが、僕の憧れの役者さんの一人です!
画面の中では今の僕よりずっと若い、当時の役所さんが元気に暴れています。
しかしこういう旅の時代劇見てると、江戸時代に生まれて旅してみたくなります。網笠もって土地土地を歩き、小腹が減れば茶店に入りお茶とお団子。日が暮れかけると
「日暮れまでに宿を探さんと野宿だぞ。」
なんて言いながら宿場町を探す。立派な宿舎でなくてもいい!小さな旅籠でゴエモン風呂でも入って二階から宿場町を見下ろしながら飯を食う。いいねぇ…。時代劇見る限りでは一両あれば相当贅沢出来るみたいだけど、一体どれだけの価値があったのかな?
でもそんな事考えながらも実際はそんなに楽しいものではなかったんだろうなぁ、とも考えます。わらじをはいて舗装されていない山道を一日中歩くだけで足の裏はボロボロだろうなぁ。衣服だって速乾性の下着がある訳でもない。寒さをしのげる防寒着がある訳でもない。治安だって今ほどよくなかったろうし、旅先で病気や怪我をしてもドラッグストアだってない訳だしね…。
何かの本で読んだけど時代劇でよく見る、おえらい方達の乗るあの『籠(かご)』も実際は相当酔う乗り物だったみたいね。確かに人が肩に担いで何十キロという距離を何十時間もかけて「エッホ!エッホ!」
と走って行く訳だから想像しただけでもその揺れは激しいものだったろうなぁ…。
でもしてみたいもんだなぁ。ヨシヒコ達のような旅。

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