さて、山形ロケは終わり東京近郊でのロケが始まりました。僕らは都内某スタジオなんぞでやっぱり段ボール工作の毎日です。書きたいものやお知らせしたい事たくさんあるのにねぇ…このネットってやつは便利だけど流出するときは一瞬で世界規模で拡がりますからねぇ。なかなか書けないんです。ヨシヒコは毎週毎週がネタのオンパレード!だから逆にネタバレにはとても厳しいのです。放送が終わったらあれこれ撮影秘話なんぞが書けたらなあ、なんて思います。少しではありますが段ボール工作の写メもありますので!
さてさて、可能な限りのお話でもしましょうか。このヨシヒコシリーズ、段ボール造形を担当する僕らにとってはこのヨシヒコの撮影の度に、当然ながら段ボール造形のレベルが上がっていくのです。監督は頭にひらめくまま、僕らに発注してきます!約2ヶ月近く、毎日12〜15時間くらい段ボールを切って貼るわけですから工作の腕が上がるのも当然です。さらに高度な出来上がりを目指して段ボール以外の材質も扱うようになります。段ボールで形作った上から紙粘土を用いて形を整えたり…。
しかし最近、ふとメンバー内である疑問が出てきます。
『もっと段ボール感を出すべきではないのか!』
我々はいつの間にか『高いクオリティーの造形を求めたが故に段ボール以外の物に頼り過ぎるようになってはいまいか!』
この『ヨシヒコ』というドラマの1つの大きな特徴!それは段ボール造形!
とてもとても高度な造形ではあるが出来上がりはやっぱり段ボール!その限りなく高度でチープな造形!それがヨシヒコ!
第1弾、第2弾を経て今一度、基本に戻ろう!高度な技術を駆使して限りなくチープな段ボール造形を!
僕らの中にルネサンスが起こった瞬間である。

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