今日は無名塾新入生の入塾式でした。
31期生になる新入生です。このようなイベントがあると塾の役者が一同に稽古場に集まります。
こんな時です。同期の進藤君や、一期後輩ではありますが、事実上、先輩になっている川村さんとおしゃべりをします。
「(進藤君)はあ、やっと一段落ついたぁ。」
新入生歓迎会の料理の用意を担当してた進藤君は調理を終え、稽古場外に出てきた。穏やかな小春日である。
「(僕)料理ご苦労さん。今年は何人くらい新入生入ったのかな。」
「(進藤君)6人だとか聞いてるよ。」
「(僕)あ、確かに新入生用の椅子6つ用意されてたわ。昨日さ、『ブルゾンち…」
「(川村さん)あ、そろそろ式、始まりそうですよ。」
〜入塾式〜
仲代さんの挨拶から始まり、新入生、そして塾生と1人1人自己紹介が続いていく。
「(進藤君)なんか自分らの時の入塾式を思い出すよね。」
「(僕)22年前はあっち側に座ってたもんねぇ。俺、確か白シャツ着てたような気がするよ。」
「(進藤君)オレ、何着てたっけなぁ。全然覚えてないわ!」
「(僕)確か背中にB.C.ってバックプリントの入った白シャツ着てたんだよな。でさ、昨日さ、『ブルゾンちえ…」
「(川村さん)そろそろ仲代さんの挨拶始まりますよ。」
〜歓迎会〜
入塾式も無事終わり、食べて飲んでのパーティーに突入です。新入生も緊張しながらも料理に手を伸ばす。普段マズイ自炊しかしてない僕もこの時とばかりに手を伸ばす!
「(僕)進藤さん!めっちゃ旨いわ!これ!うまっ!」
「(進藤君)あー、良かった。食べてくださいな!」
「(川村さん)じゃあ、そろそろこの秋から始まる旅公演で、3人部屋で宿泊した時の遊びを考えましょうよ。」
「(進藤君)いや、オレはお前らとは遊ばないから。」
「(僕)何言ってんすかぁ!進藤さん!いつも島原公演の時は3人部屋じゃないすかぁ!で、昨日、『ブルゾンちえみ』見てたんすけどぉ!」
「(進藤君)お前、今日ちょいちょい『ブルゾンちえみ』ぶっこんでくるけど、なんなの?」

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