店頭に並ぶ鮮やか過ぎる色とりどりの食材。例えばレモン色にちかい鮮やかな黄色のたくあんや、真っ赤な紅生姜。これらの食材を見ると、ふと思い出すのが女性のメイクだ。僕は感覚が鈍いせいか、メイクをしてようがしてまいが、そんなに見劣りを感じない。感じるとすれば派手には見えるものの、毒毒しく感じる。テレビでメイク前、後と比較する番組があるが、顔に色を塗りたくってるだけみたいな気がして、魅力を感じぬ。自分の彼女にメイクを強いる男がいるらしいが、全くその感覚が分からぬ。そんな男は素顔を愛してやれぬものなのか?そんなにメイクって、変わるものですかね?僕は着色料のついてない薄い茶色っぽいたくあんや、淡いピンクの紅生姜に食欲をそそられる。

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