どうも三浦悟郎に似ない。楽屋の自分の席の前に三浦悟郎の写真を置いて、似せようとメイクするもショートヘアの鎌倉太郎から脱却せぬ。どうしたものか。年令的にどうしても若く見えてしまうのだ。演出家の林さんとの相談の結果、もっと髪を短くしたらとの合意に至る。
終演後ホテル近くの理髪店へ。あえて美容室ではなく理髪店。いわゆる散髪屋。バッグには三浦悟郎の写真。
「この写真のようにしてもらえませんか?坊主に近い髪型にして、あと、少し額がはげ上がってるように見えるよう額にソリコミも入れて頂きたいんですが。」
「剃り落とすのはいくらでも出来ますが、本当によろしいんですか?」
「はい!いいんです。是非お願いします。」
小一時間後。三浦バージョンアップ完了!
行こうよ!行っちゃおうよ!鎌倉太郎の役者魂ここにあり!


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