お正月も成人式も終わった朝! 商工新聞読者のAさん(元会員さん)から電話。『連帯保証人になるには自筆で記名し押印するはずだよね?』との話し。当然ですが話しの続きは『市役所から住宅改築借入の連帯保証債務請求のお知らせ』が来たとの事。ご本人も記憶にない請求なので市役所へ出向くとの事。私も同席して話し合いが始まりましたが?担当者は開口一番に「この件では請求させて頂くのがたいへん遅れていますので時効を申し立てて頂ければ・・・・」。『ちょっとまってよ!そもそも請求の元になった契約書を確認しなければ話が進まない』。数分後、目の前に出された契約書は昭和58年1月作成の住宅増改築資金申込書。連帯保証人は2人記名されていますが、Aさんは『この字は私の字ではない!筆跡が違う』!!!。
事情・経過を担当者に聞くと「市も返済が滞納・未納になった時点でご連絡するべきでした。昭和の段階で遅れが発生していました。請求しなければならない期間を過ぎているので時効を」。
Aさんご本人が記名押印した契約であっても10年以上請求がなされない場合時効が主張できるのですがご本人は『これは自分の字じゃない。だから時効の話しでは無い!』。私も「時効でなく事件でしょ!」すると担当者は「Aさんと契約者との民事事件ですから・・・」などと言うので『市役所が騙された詐欺事件じゃないですか!刑事事件だ!』。
Aさんが請求を受ける関わりが無い事は判明しましたが、@誰がAさんの氏名を書いたのか?。Aそして押印したのは誰なのか?。また、B印鑑証明を取得したのは誰?・・疑問だけが残りますがすべては昭和57〜58年に起きた事。
借入人本人・他の連帯保証人の行方と契約の関係はなど市役所の担当から確認し、判明した経緯はAさんに連絡する事。そしてAさんへの一切の請求は存在しない事を確認して終わりましたが、他にも同様の事案が有るらしい。何か腑に落ちないんだなー。