ああっ、好い最終回でしたよ――。
まあ、突っ込み所は、色々と沢山あろうと思われますが、その、設定や物語構成すら超越し、全てを感情の奔流に昇華させた、見事な終極でした。
相変わらず、切々とした語り口や、弦楽器の哀愁溢れる旋律の使い方が、とても上手いスタッフでしたね。
残念ながら、「
神無月の巫女」には及びませんでしたが、かなり楽しめました。
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消滅直前での、
空(
矢作嬢)の抑え切れずに溢れ出した悲しみの声など、もっともっと、聴いていたい……です。
残念ながら、中盤、結構ダレたのが、やはり勿体無いっす!。
京四郎のキャラが立ったのが、かなり終盤近くなってからでしたのと、
空のドン底展開がやや不足気味だったのが、欲求不満になったなぁ〜。もう2,3話ほど早くドン底に落して、泣くわ、叫けぶわ、絶望するわ、虚無感にも捕われた挙句、少しだけ幸せを味わわせてから、再度ドン底へと突き落とす――。それ位、凶悪な展開が欲しかったです。
ラストは、最近、マンガなどでよく見る、転生再会ENDでしたが…。
空は、二度目の消滅をしてから再構成されたので、またも幼女化し小学生低学年位まで成長した段階かな?。一方の
京四郎は、旅で歳を重ねてからの再会。再会で、
空の記憶は戻るのだが、肉体的な年齢は離れちゃうENDINGと見受けました。
これで、
せつなは再生した
空の母親代わりになり、居場所が残って、万事解決ですかね〜。

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