「R.O.D THE TV 第26話 それから TOKYO MX」
R.O.D
これも冒頭部、録画ミス…。でも、DVDを揃えているからダメージはない。
今回は、無事、地上派での放送が完結して、よかった。
実のところ、後半のクールは、無駄な展開、苦しいストーリー、グダグダな作画等、色々と下降線で、かなり残念でした。それでも、
読子様に再び出逢えた悦びと、前半クールの完成度の高さだけで、私にとっては傑作入り。流石に最終話は、作画も良好に回復していたことだし。
まあ、
THE TVとしては無理矢理ながらも、何とかまとめましたね。もっとも、これでアニメ“
R.O.D”全編の完結にはなっていない、と思い込んでおります。とりあえず、「
M.A.M」の書き文字ENDからして、
ミシュール、
マギー、
アニタの三姉妹物語には決着が付いただけ。“
R.O.D”真の主役たる
読子様の物語は、実は、この
THE TVでは、ほとんど触れられていないないので、まだ「
これから」ですよねっ!。
特に、DVD版には収録されてますが、今TV放送ではカットされた部分に、その後、逮捕された
大英図書館の主要スタッフ達を伝えるニュースや、
ジェントルメンと精神接触し恍惚の人と化した
ジョーカーを、元のドジっ娘に戻った
ウェンディが介護している家に、多分、再度、飛散した
ジェントルメンの一部残留意思を受け継いだ犬(このシーンの元ネタは、きっと映画“
ヒドゥン(1988) - goo 映画
”だね)がやってきて、
ジョーカーを見詰めると、彼が復活するシーンも入ってます。
また、シリーズ中の話で、
ドニー中島の件に触れながら、そのままスルーして全編ENDでは、肝心の
読子様が納得しないよ!。
そんな訳で、これはまだ未完の物語。本来なら、続きがあるべき大構成となってますよねっ?。
それと。
色々と見透し難い、アニメでの(小説版とは異なっている)
ジェントルメンの正体ですが…。これは私見ですが、人が認識する「人類史」そのものが「実体(擬人)化」した存在なのではないでしょうか?。即ち、人類の「
叡智」そのものが、実体化して人の形をとったモノで、リアル・ワールドに於ける「
人形使い(@
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」な存在、というか、物怪(思念性
つくも神)ともいうべき存在か?。やはり、TV放送版ではカットされた(第25話での)
叡智波に関係する説明によると、
ジェントルメンは、核の部分だけは七冊の
ジェントルメン・ブックに保存されたが、(
大英図書館焼失事件で?、)その存在が世界の大気中に拡散されて、その大気中から
ジェントルメンの成分を収束して
大英図書館へ送信する為、世界各地にパラボラ・アンテナを建てたのです。そのパラボラの設置地点が、世界の書店街や著名大学等というのも、ちょっとは、傍証かな?。これなら、
ジェントルメンが一人にして複数形なのも、「なるほど!」なのですがね…。
ナンシー乱入からは、久々に素晴らしくよく動くアクション・シーンでしたが、
読子様のペーパー・アクションが薄目なのは残念でした。でも、それも、「
紙使い三姉妹」物語のラスト回ゆえで、それは仕方ないよね。
読子様の物語のラストでは、ちゃんと
読子様が活躍する、と想っていますよ。
ねねねが紙束を隠し持っていたのは、流石に
大英図書館側も、手落ちが過ぎようもの。
その他、ENDINGは、結構な省略Ver.でガッカリ。
ED歌が流れている部分には、DVDではちゃんと台詞があって、後日談が語られている。
特に、ENDINGに登場するシルエットの人物の謎解きとか、
ミシェールと
ジュニアが埼玉の
読子様の実家で暮しているとか、重要シーンが省かれているのは、痛い。
幼児退行した
ナンシーは、母親として自律できるようになるまで、その為(OVAでの)自分史を取り戻す旅の途次でインドにいて、息子とは暫し距離を置いて暮している。それまで、
ミシュールが保護者代わりで、埼玉で
ジュニアと二人暮らし中。それで前期ENDの映像の内容は、埼玉の奥地から本の買出しに都内に出てきた
ミシュールが、列車、バスを乗り継いで埼玉に帰る姿を描いたシーンのはずだけど?(何処に収録されているのか?、DVD最終巻ではなかったようですなぁ〜?)。
後半クールの二人は、
アニタ(右)と
久美(左)が正解。
アニタと
マギーは、
ねねねのマンションで暮らしていて、
アニタは中学に復学。本好きになっていて、
ねねねの本だけではなく、ちゃんと
西園はるひ(姉)の書いた本も好きってところが、小憎らしい演出で好いのですよ。
でっ
、マギーは?。OPの女体なんですよね〜。
という訳で、TV版の最終話は、その辺り半端で分かり難ったわ。
最後の最後に、
劇場版や続編制作のお知らせが出ず、それが一番残念っ!!。
http://www.sonymusic.co.jp/Animation/ROD/

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