奇しくも、東日本大震災で「日本沈没」がふたたび注目されている中、逝かれましたかっ!?。
如何にも、小松左京先生らしい最期と思います。
近年は、すっかり「過去の人」となっていましたが、私の年代にとっては、日本SFの基礎を作り上げてくれた「先駆者」の代表格な御方でした。
最後に、元気な御姿をTVで拝見したのは、NHK教育テレビで放送された「
ETV特集 21世紀を夢みた日々 〜日本SFの50年〜」へ出演されてたお姿でしょうか。
まだ御若い頃には、一作家でありながら、コメンテータ的立場で盛んにマスコミに露出する姿が多くの批判も浴びましたが、SFというものを広く日本社会に普及させた功績は、大いに大でありました。
また「
日本沈没」「
復活の日」「
首都消失」「
さよならジュピター」等、自作の映像化を積極的に推進した姿勢も、時に批判もされましたが、今日の日本のアニメや、コミックス、ラノベの発展に寄与した、社会モデルとしての意義も、とても大きかったと思います。
どうもありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

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