いや〜、ショックから、まだ立ち直れません。
キャラクターのトラウマ解決はともかく、視聴者の私にトラウマ負わせて、どうしますか!。
人間(脚本家?、監督?、プロデューサー?)不信になりそう…。
しかし、エリスの出発日が、あと1日、2日後だったら、大変な事になっていたね。
霧だって、十五年来の想い人と、念願かなって結ばれた後にでしたら(アダルト・ゲーム的に言うなら、彼にあげる為、ずっと大切にとってきたのでしょうから)、簡単には、身を引けないでしょうねぇ。あの浩樹を、幼い時から、ずうっと想い続けていたのですから、霧だって、諦めの良い女ではないはずです。
それこそ、
「エリスちゃんに、浩樹は渡せない!。私だって、ずぅ〜っと、浩樹を想って来たんだから…!。それでも、私を捨てて行くって言うなら、浩樹を殺して、私も死ぬっ!!。」
てな展開にも?。
高校教師。三角関係の縺れで、教え子も道連れに、心中! なんて見出しが新聞に踊りそう。折角、代理が取れた新理事長も、管理責任をとらされて辞職なんてな事に……。
さて、
ブラックな妄想は、ここまでにして。
D.C.S.S.の
アイシアに対する感情とは違って、桔梗霧に対しては、父性的感覚も芽生えていたので、確かに霧自身もいとおしいのだけど、それ以上に霧本人の幸せを願う気持ち、というか、「霧を泣かせる男は、許せん!」という感覚だったので、余計につらい。(ちなみに、
アイシアに対しては、「いらないのだったら、俺にくれ!」な感じだったので、
純一に袖にされても、此方はノー・ダメージでした。更に、ちなみに、何で
アイシアに惹かれたのか?、と思ったら、
宮崎羽衣嬢と誕生日が…、勿論、誕生年は大分違いますけど。きっと、バイオリズムや精神的波長が似てるのか?(爆)。)
そんな訳で、私が望んだ最終局面を妄想で補完。
第21話の後から。
事故に遭ったエリスは、幸い身体的怪我は軽く済んだけど、昔の事故の記憶がよみがえり、その強いトラウマから来た心因性健忘で、幼児期に意識が戻ってしまう。脳への外傷は皆無で、原因になっているストレスを緩和すれば、時間が経てば記憶は戻る、と説明し、なるべくストレスを避ける為、暫くは、患者が楽しい、と思う事をするようにすすめる精神科医。
それで、エリスの子供時代同様に、浩樹、霧と、三人で遊びに出掛けたりする。一方、幼少期の記憶を取り戻したエリスは、昔、同じ病院で出会った少女として、見舞いに来た朋子を認識して、必然的に朋子も、絵のお兄ちゃんが、実は浩樹であった事を知る。
そんな入院の日々が、十日ばかり過ぎた辺で、エリスは記憶を取り戻して行くのだが、霧に遠慮することなく、子供時代の様に、浩樹へベタベタに甘えられる状況の居心地の良さに、本当の事を言い出せず、子供のふり、記憶が戻っていないふりを続ける。
しかし、浩樹が絵のお兄ちゃんだった事を知った朋子の、浩樹への急接近に取り乱し、つい襤褸を出してしまい、霧に真実を見抜かれる。
そして、霧V.S.エリスの修羅場バトル。と言っても、ビンタの応酬と、互いの本音のぶつけ合い程度ね。そして最後は、二人で抱き合って、わんわん泣きじゃくると。
エリスに胸の内をさらけ出し、エリスの想いすらも受け取った霧は、浩樹にどちらを選ぶか、二人の目前で決着を出す様に迫る。そして、浩樹は霧を選び、エリスは失恋。そのエリスを慰めて、受け止めてくれる先輩達と、今度は教師の目で、それを暖かく見守る霧。
そして、エリスは留学に出発。見送りの場で、自分を恋のライバルとして認め、対等に扱ってくれた霧に、一人の大人に対しての信頼を感じたエリスは、霧を「お姉さん」として認め、浩樹の事を託し出国。
1年後。帰国したエリスは、高校三年生として、撫子学園に戻る。卒業までの一年間は、浩樹・霧夫婦の家に同居して、学校に通う事に。霧は、浩樹と結婚、妊娠し、無事第一子を出産して、現在、育児休暇中(撫子学園は、その辺の、教職員への支援制度も、しっかりしている訳です)で、浩樹も教師をしながら、子供が生まれた事で、創作意欲を取り戻しつつある。
そんな日々の中、美術部長にもなって、文化祭などでOGの訪問を受けたり、後輩を指導したりと、充実した学園生活をおくり、内面的にも成長したエリス。大きな美術展で、浩樹と霧の子供をモデルに描いた天使の絵で、大賞を受賞してハッピー・エンド、というのが良かったなぁ〜。
誰か、これでアニメ作ってくれ。

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