2810 雨香さん、ども 四童 2006/04/18 20:34
両手に花、とは言わないか。朝比古さんと私とじゃ…。「種採り」というのは秋の季語なのですね。よい運びだと思います。
次、樹さん、お願いできましょうか。秋を離れて、春でもなく付けて下さいませ。
お〜い!
2807 店番の巻 雨香 2006/04/18 13:00
店番をしつつ初日を待ちにけり 玉簾
近頃切らぬ門松の先 四童
谷根千のお化け階段転がりて 雨香
色なき風に乱歩の眼鏡 詠犬
まだ温き椅子に集まる月あかり 朝比古
次期社長から蟋蟀もらふ 天気
ウ エレベーターホールに置きし冬薔薇 樹
落ちた花弁の数で占ひ 葉月
はじめてのキッスに気絶してしまふ 気
わづらひ始めに齧る錠剤 香
郷里から速達とどく朝曇 ぽぽな
春満月へ蒸気機関車 犬
がうがうと躑躅もパリも燃えてゐる 気
モデル立ちして風船配り 古
オバQの着衣の中の大図解 童
ウランちゃんより謎の少なく 月
裏表磨かれている花崗岩 な
川渡り行く院殿大姉 童
ナオ はつなつの鏡の奥にゐる人よ 樹
右と左でちがふ触感 気
つなぎたる手と手そのままポケットに 樹
ひひなの頬のすこし黒ずみ 古
雪解風皆既日食崩れつつ 犬
片目に映る菜の花畑 月
ぺろぺろと油を舐める猫のゐて 古
お蔵破りを決行の夜 な
湯殿より一糸まとはず急を告げ 童
信楽焼をためつすがめつ 気
競売のハンマーひびく窓の月 な
鞴を踏めば揺るるコスモス 簾
ナウ 種を採る指先やがて熱を持ち 香
ずいぶんご無沙汰してすみませんでした。
四童さんと、朝比古さんお二方に呼ばれてしまいました。
もてているんだか、いないんだか(爆)。
2806 店番の続き 四童 2006/04/17 22:28
まだ続いているのでした。いかがわしい広告ばかりですぐ回ってしまうため、再掲します。
店番をしつつ初日を待ちにけり 玉簾
近頃切らぬ門松の先 四童
谷根千のお化け階段転がりて 雨香
色なき風に乱歩の眼鏡 詠犬
まだ温き椅子に集まる月あかり 朝比古
次期社長から蟋蟀もらふ 天気
ウ エレベーターホールに置きし冬薔薇 樹
落ちた花弁の数で占ひ 葉月
はじめてのキッスに気絶してしまふ 気
わづらひ始めに齧る錠剤 香
郷里から速達とどく朝曇 ぽぽな
春満月へ蒸気機関車 犬
がうがうと躑躅もパリも燃えてゐる 気
モデル立ちして風船配り 古
オバQの着衣の中の大図解 童
ウランちゃんより謎の少なく 月
裏表磨かれている花崗岩 な
川渡り行く院殿大姉 童
ナオ はつなつの鏡の奥にゐる人よ 樹
右と左でちがふ触感 気
つなぎたる手と手そのままポケットに 樹
ひひなの頬のすこし黒ずみ 古
雪解風皆既日食崩れつつ 犬
片目に映る菜の花畑 月
ぺろぺろと油を舐める猫のゐて 古
お蔵破りを決行の夜 な
湯殿より一糸まとはず急を告げ 童
信楽焼をためつすがめつ 気
競売のハンマーひびく窓の月 な
鞴を踏めば揺るるコスモス 簾
さて、雨香さんも最近ご無沙汰なのでいかが?
頭にナウと書いて、秋の句を続けて下さい。
と書いて、雨香さんを待っているところで三週連続忌日句会となっていたのでした。
お〜い。
2805 朝比古さん、ども 四童 2006/04/17 22:14
ご心配ありがとうございます。ちょっと疲れが抜けないだけです。ジョニー・グリフィンの1967年のカフェ・モンマルトルのライヴ盤をかけます。「オールド・フォークス」、どうぞ。
2803 虚子忌句会・作者発表 四童 2006/04/17 22:07
虚子の忌の左右で違ふ靴の音 さいばら天気 百
虚子の忌の犬がしやつくりしてをりぬ さいばら天気 園
虚子の忌のむちやを言ひ出す珈琲店 さいばら天気 朝四
水道の停まつてをりし虚子忌かな さいばら天気 百
鍼灸に唸る虚子忌となりにけり さいばら天気 園
此処からが夜の階段ヒヤシンス 園を 葉朝天
山笑ふヒト科たかだか百萬年 園を
外つ国へ大空をゆく春帽子 園を 葉
花の水あふれてをりぬ街眠る 園を
アストラダムスの予言を過ぎて虚子忌かな 園を
春きやべつ笑ひしごとく割れにけり 齋藤朝比古 百天園
虚子忌来てノーパン健康法始む 齋藤朝比古 葉四
虚子の忌や踏絵尖りしところなし 齋藤朝比古
花の雨鉄路の下の店に居り 齋藤朝比古 四
春の日や背面飛びが落ちてきし 齋藤朝比古 百天園四
羊水に鱗の満ちて桜散る 百花 朝四
風道はうすく散り敷き花筏 百花
山吹や開きしままの月の暈 百花 葉
落葉松の円錐形の芽吹きかな 百花
トンネルの間に間にそよと春の山 百花 天
虚子の忌の暗闇坂に排気音 上野葉月 天
狸坂春セーターを着ておりぬ 上野葉月
甲骨の線の美し春の雪 上野葉月
菜の花や食事の出ない一周忌 上野葉月 百朝天
目の届くところすべて花なり虚子忌 上野葉月 朝
春疾風左の頬に口を当て 上野葉月 百四
踏青や言葉の前にそこにある 上野葉月
大好きなひとと一緒に桜坂 上野葉月 園
天空はさくらのいろに曇りけり 四童 朝
9℃と下界に灯る花の雨 四童
森林の桜の位置を俯瞰する 四童
相合とおぼしき傘を花の雨 四童
花の雨なので方位が分らない 四童 葉園
時折は落花を射たる日差しかな 四童
卒塔婆打ち木の芽を揺らす春の風 四童 葉
春風に光は多し玻璃を打つ 四童
(以上)
ご参加ありがとうございました。秋の爽波忌までしばしご歓談下さい。
2802 選句です 四童 2006/04/17 21:42
遅くなりました。すみません。
○花の雨鉄路の下の店に居り
「鉄路」という武骨さが、今はもうないシブヤ食品や芳松を思い出させようとします。
○虚子の忌のむちやを言ひ出す珈琲店
すみません、店主が無茶に堪えられなくなっちゃいました。
○虚子忌来てノーパン健康法始む
軽尿失禁とか、そういう危惧はみじんもないのだろうなあ。
○春の日や背面飛びが落ちてきし
なんだかフラッシュバックする青春性のようですね。
○春疾風左の頬に口を当て
左の頬に口を当てられたら右の頬を差し出すのでしょうか。
○羊水に鱗の満ちて桜散る
幻想的で怖いですね。
参加の皆様、まことにありがとうございました。
2801 いかがなされましたか 朝比古 2006/04/17 21:32
マスター、そろそろ洒落たジャズでもかけてもらいたいのですが。お体の具合でも悪いのでしょうか・・・。心配です。

0